正確な知識

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日本語の「知る」という言葉は幅があります。
外国語の中には「知る」という意味の言葉が数種類あり、その程度によって使い分けがなされています。
例えば、日本の総理大臣を知っていますかと聞けば、知っています、と答えることが出来ると思います。
しかし、総理大臣がどのような人なのかを詳しく知っている人はわずかです。
この場合の知っているは名前を知っているに過ぎません。
知識には表面的な知識と深い知識の二つがあると思います。
例えば、時計を例に考えてみましょう。
時計を知らない人はいないと思います。
時計がない生活は想像できないと思います。
では、とけいがなぜ動くのか時計の仕組みを説明できる人はどれほどいるでしょうか。
中には程度の差がありますが、説明できる人ももちろんいることでしょう。
しかし、壊れた時を分解して、それを直し元の通りにすることは出来るでしょうか。
それは職人さんの業になってしまうかもしれません。
仕組みや構造を正確に理解していなければ、直すことは不可能です。
素人がするなら、最後に一つ、二つ部品が残ってしまうでしょう。
もちろん、すべての人が何でも知っていなければならないわけではありません。
餅は餅屋と言いますが、壊れたら専門家に直してもらえばいいからです。
しかし、電池交換一つにしても知識があることにより、安くすることが出来る場合があります。
それが簡単な知識であればそれをとり入れることは益になります。
ある特定の物事の知識を深く取り入れるのと正確な知識には若干の違いがあります。
物事を正確に理解している人はそれを説明することが出来ます。
しかし、ある物事を詳しく知っているモノのそれを何となく理解しているだけで説明できない場合があります。
中学生の頃、数学の問題を解くことが出来ますが、それを誰かに教えるのはさらに高度な技術を要するのです。
わからない人の視点に立ってその人が理解できるようにするには完全に問題を理解しておく必要があるからです。
基本を理解することにより、応用力が付くこともあります。
時計は何種類かの構造に分けることが出来ると思います。
ヴィンテージの時計は複雑かもしれませんが、機械仕掛けのとけいの構造を理解しているのであれば、それを直すことが出来るかもしれません。
もちろん部品が手に入ればいいですが、あまりに古いために直すのが困難のこともあるでしょう。
数学の問題を解くのに基本がわからないのに応用問題が出来ないのと同じです。
正確な知識は人に大きな影響を及ぼします。

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